Kyleの部屋には私たちの他にもう1人、Alexという女性がいて、十畳ほどの部屋に4人が滞在していた。ルームシェアを解消して翌月から新しい家に引っ越すらしいが、引っ越すまでの間シェアメイトと暮らすのが嫌らしく、Kyleのところに2週間ほど滞在してるらしい。
朝食を食べたあとは、Kyleの案内でサンフランシスコをサイクリングしながら、工房を見学させてもらいに行った。
Kyleは優しい好青年なかんじなのに、サンフランシスコの坂道をガンガンスキッドしながら走っていった。
Kyleの工房は、いくつもオフィスが入る工場の一角にあって、中国系の女性が縫い子をしてくれている。工房の中にはたくさんのバッグが並んでいた。注文はどんどん増えているけれど、Kyleは自分の仕事を大きな会社にするつもりは無いと言う。お金はそんなにいらない、旅はスーパーチープトリップでいい。と言っていた。
となりのオフィスにはアーティストのChrisのアトリエがあって、活版印刷で作ったイラストカードを見せてくれた。水彩絵の具を使って目の前で色を乗せていくのを終始見ていたけど、同じ版でもまったく雰囲気の違う絵になった。
その後、サンフランシスコの中心地Mission地区にある、KyleがOuter Shell Adventureの初期に使っていたテックコワーキングスペースに連れて行ってくれた。Kyleはここのレーザーカッターを使って最初のバッグ作りを始めたらしい。
夕方にChrisと合流するため、またサンフランシスコの街を抜けて、ゴールデンゲートブリッジへ。
サンフランシスコの港町を案内してくれたあと、海沿いのドイツ料理バーに入ってみんなでご飯を食べた。
みんな結構酔っ払ったいい夜だった。