13年に渡るロビイングと草の根運動の末、複数回の否決を乗り越え、オレゴン州でアイダホストップを認める法案が可決された。
アイダホストップとは
アイダホストップとは安全が確保できる状況に限り、徐行した自転車が赤信号を無視することを許可する認める制度だ。この制度は自転車のエネルギー効率を改善するという直感的なメリットだけでなく、交通事故を減少させるとされている1) https://olis.leg.state.or.us/liz/2019R1/Downloads/CommitteeMeetingDocument/205422 。アメリカでは複数の州でローカライズされて運用されている。
アイダホストップに関する詳しい説明は、下記の記事を参照してほしい。
https://gigazine.net/news/20140519-idaho-stop-for-cyclist/
法案可決までの経緯
2007年、Bjorn Warloe 氏が、ポートランド警察局の自転車への一時停止無視の摘発の厳しさに感じた疑問から、この活動は始まった。その後、 政治家、市民団体の協力を得て、草の根の活動で賛同を獲得。複数回の否決を経て可決され、2020年1月1日から施行される。
詳しい経緯については下記の記事で紹介されている。
https://bikeportland.org/2019/12/26/guest-post-how-oregon-got-idaho-stop-304016
かなり具体的な手段を地道に続けているので、日本で何らかの市民運動をする際、参考にしてほしい。
References